ベトナムでの米朝首脳会談の為替相場への影響
2019年2月27日から28日にかけてベトナムのハノイにて、アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が、昨年6月のシンガポール以来2回目となる首脳会談を行いました。
27日の当初は、双方好意的な論調で始まった夕食会でしたが、28日に首脳とその側近を含めた会談となると厳しい論調となり、首脳会談は予定より早く終了し、共同声明の発表も見送られました。
以下のグラフはUSDJPYの日本時間2019年2月27日から28日にかけての5分足チャートです。
左の赤縦線は、日本時間2019年2月27日午後8時です。
1ドル110.43円付近だった相場が、会談が始まり、双方好意的な論調と言われていたときは、徐々にドル高円安方向へ動き、一時1ドル111.07付近まで上昇しました。
そして翌日、厳しい論調となり共同声明の発表も見送られると、110.66付近までドル安円高が進みました。
このように要人発言等のイベントがあるとその国の通貨ペアの動きが激しくなってきます。
また、週末に同様のことがあると、月曜日に一気に動くことがありますので、証拠金には十分に余裕をもってお取引きされますよう、お願いいたします。
逆に、このような要人発言や指標発表時は動きが激しいためポジションを持たずに、通常時にEAなどを使用してトレンドでお取引きされる方もいらっしゃいます。
リスクをうまく調整してお取引きくださいますよう、お願いいたします。