指値注文と逆指値注文の違い|EAの注文方法をやさしく解説
著者:FOREX EXCHANGE株式会社 監修:株式会社トリロジー


EA(自動売買)では、売買条件だけでなく注文方法も重要です。成行・指値・逆指値の基本を、新規の買い・売りに絞って整理します。

成行注文は「今の価格」で取引を目指す

成行注文は、あらかじめ売買する価格を指定せず、その時点の取引価格での約定を目指す注文です。

ただし、発注時の表示価格で必ず約定するとは限りません。価格変動や取引状況によって、価格がずれたり、約定しない場合もあります。

注文の判定に使う買値(Ask)と売値(Bid)

FXでは、買い注文は買値(Ask)、売り注文は売値(Bid)を基準に扱います。両者の差はスプレッドと呼ばれ、チャート表示価格と注文の判定価格が異なる場合もあります。

指値注文は、価格が有利な方向に動くのを待つ

指値注文は、指定した価格またはそれより有利な価格での売買を目指す注文です。現在より低い水準で買いたい場合は「買い指値」、高い水準で売りたい場合は「売り指値」を使います。

以下は説明用の仮の価格例です。買値が150円で149円の買い指値を置くと、買値が149円以下になれば約定の対象となります。売値が150円で151円の売り指値を置くと、売値が151円以上になることが条件です。

ただし、価格が指定水準に届かない場合や、取引条件を満たさない場合には約定しません。

逆指値注文は、指定水準に達する動きを待つ

新規注文の逆指値は、現在より高い価格になったら買う「買い逆指値」と、現在より低い価格になったら売る「売り逆指値」です。

例えば、買値が150円で151円の買い逆指値を置くと、買値が151円以上になれば執行対象となります。売値が150円で149円の売り逆指値を置くと、売値が149円以下になれば執行対象となります。

逆指値は価格到達がきっかけであり、その価格での約定は保証されません。急な値動きで価格がずれたり、注文が成立しなかったりする場合があります。

なお、逆指値は損切りの決済にも使われますが、ここでは新規注文を扱います。損切りの説明は「EAの損切りとは?リスク管理における役割と注意点」(https://www.forex-exchange.co.jp/feat/ea-knowledge/what-is-stop-loss/)をご覧ください。

EAでは、どのように使い分けられる?

価格の反転を想定して待つ場合は指値、一定水準の突破をきっかけにする場合は逆指値が使われることがあります。ただし、注文方式だけで売買戦略の内容や優劣は決まりません。

FEAT 3.0のFibozowシリーズについては、公式EA一覧(https://www.forex-exchange.co.jp/feat/ea/)で、反転型のEAは事前に指値注文を、突破型のEAは事前に逆指値注文を配置すると説明されています。これはこのシリーズの説明であり、他のEAにそのまま当てはまるものではありません。

注文を置けば、EAが止まっても安心?

FX会社に受け付けられた指値・逆指値注文は、EAが停止してもサーバーに残る場合があります。一方、EAによる変更・取消や建玉管理は、稼働状況の影響を受けます。

注文の受付と約定も別です。価格条件を満たしても、証拠金や取引状況などで約定しない場合があり、事前注文でも再現性や利益は保証されません。

まとめ

成行はその時点での取引を、指値は指定価格または有利な価格での取引を、逆指値は指定水準への到達をきっかけとする取引を目指します。価格条件を満たすことと、実際に約定することは別です。

約定価格のずれについては「スリッページとは?EAの利益に影響する約定の仕組み」(https://www.forex-exchange.co.jp/feat/ea-knowledge/what-is-slippage/)もご覧ください。

FEAT 3.0のサービス内容については、「FEAT 3.0サービス紹介ページ」(https://www.forex-exchange.co.jp/feat/)をご覧ください。

→ 関連用語をさらに詳しく知りたい方はこちら:用語集(https://www.forex-exchange.co.jp/support/vocabulary)
→ よくあるご質問はこちら:FAQ(https://www.forex-exchange.co.jp/support/faq/)

監修:株式会社トリロジー
金融商品取引業 近畿財務局長(金商)第372号
一般社団法人 資産運用業協会 022-00269

https://www.trgy.co.jp/

本記事は、株式会社トリロジーの監修を受け、FOREX EXCHANGEが表示するものです。なお、監修会社である株式会社トリロジーは、EAナレッジ全体の監修を行っております。本記事は一般的な技術解説を目的としており、個別のEAの推奨や投資助言を行うものではありません。本記事で示す内容は過去のデータおよび一般的傾向に基づく参考情報であり、個別のEAの優劣や将来の運用成果を保証するものではありません。EAを利用したFX取引では、元本を割り込む損失が生じる場合があります。お取引にあたっては、契約締結前交付書面および約款を十分にご確認ください。