FXのレバレッジとリスクヘッジ

レバレッジとは「てこの原理」を意味し、取引に必要な総資金のうちの一部を「証拠金」として預けることにより、少ない資金で大きな取引が可能となる方法です。
証券での信用取引、商品先物などもレバレッジのある取引です。

少ない資金で効率よく取引を行うことができるため、現物を保有する農家や商社などが、現物と反対のポジションを取引所で持つことにより価格変動リスクを回避(ヘッジ)し、損失を限定することができます。これをヘッジ取引といいます。

FXを例に、外貨預金としてアメリカドルを1万ドル持っていた場合、円高による為替差損を回避するために、FXで1万ドル分の実物とは反対の売りポジションを持ちます。
預金1万ドルに対し、レバレッジのため、ヘッジ取引は同じ1万ドルを44,000円(1ドル=111円の場合)で取引できます。
仮に円高によって外貨に為替差損が発生しても、反対のポジションであるFX取引では差益が発生しますので、損失は限定され、保険の役割を果たします。この場合、FXは利益を狙う取引ではありません。また、スワップポイントがコストとして発生します。

ヘッジ取引はリスクを回避するための取引、一方、リスクをあえて引き受けリターンを狙う取引を投資家が担います。

「リスク」と聞くと怖いイメージがあるかもしれませんが、本来は「不確実」なことであって危険や損失というわけではなく、適切な方法でコントロールできます。

ロスカットや追加証拠金の発生頻度が多い場合は、ロットを減らしたり、証拠金を多めに預けるなどの対応でレバレッジを抑え、発生しにくくすることができます。

また、いつもの注意事項ですが、流動性が低いとされる時間帯の取引や、値段の乱高下が発生しやすいタイミングでの取引では、注文が約定しないことやスプレッドが広がるリスクが高まります。こうした管理できないリスクの場合は、ポジションを決済するなど、ご自身が許容できるリスク範囲での取引をお願いします。

なお、当社MT4ではレバレッジ表示が1倍となっております。
これは法人口座の証拠金率(レバレッジ)が毎週、通貨ごとに異なるため、口座単位で設定するのではなく通貨単位で証拠金率を設定しているためです。
同様に個人口座も口座単位の設定ではなく、通貨単位の設定(ただし、全通貨の証拠金率を4%)で運用しております。
レバレッジ表示が1倍であっても、証拠金率は4%(実質レバレッジは25倍)となっております。ご了承ください。