銀行がデジタル通貨を発行

平成30年12月27日の日経新聞朝刊でメガバンクの一角である「みずほフィナンシャルグループ」が2019年3月を目標としてデジタル通貨を発行すると大々的に

発表した。民間の大手銀行グループが発表した意図は、日本の資金決済は現在でも殆どが、現金決済となっており、その点で他国との決済現場での高コストになっている。その点では日本銀行や日本の金融庁も頭を悩ましていたところとなっていた。

また、広く産業界や流通業界に浸透させるためにも、今までの仮想通貨の様に相場によって価値が変動するようなことになると、浸透しない。そのため今回みずほFGが開発したデジタル通貨は1通貨単位=日本円で1円と言う固定価値とした点である。

日本の巨大銀行グループが固定レートを保証したことになり。広く普及するキッカケになればと意気込んでいる。みずほFGの傘下のみずほ銀行やみずほ信託銀行みずほ証券でも取扱うこととなり、提携先の地方銀行60行も同様に取扱うことになりそうだ。また提携先であるセゾンクレジットなども同様に利用できる。

みずほFGは、1通貨単位=日本円で1円と言う固定価値を保証する代わりに発行数量が制御できないマイニングなどのことはしなくてもブロックチェーン技術の代替え手段として、みずほ銀行内でマイニングに代わるブロックチェーンでの記帳を実施する模様である。平成30年12月27日の日経新聞朝刊で発表されると競合先である三UFGも同日の日経新聞に「三菱UFJファイナンシャルグループは、2015年より開発を進めている独自の仮想通貨、MUFGコインの2019年の大規模実証実験を目指し、先月から報道されているように、着実に、小規模な実証実験を重ねています。さらに、同グループによるブロックチェーン技術を応用した高速決済システムの開発も報道されました。と既に日本経済新聞上で対抗意識の表明も忘れていませんでした。

今回のみずほFGには共同開発先としてゆうちょ銀行も共同開発を表明していて通称「Jコイン」としています。いずれにしても2メガバンクが独自の仮想通貨を発行することを表明しており、2019年は、日本の金融業界で仮想通貨が正式に産声を上げそうである。そして流通業界のキャッシュレス化が一気に進みそうです。

 
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