ドル円が1月初旬以来112円台に乗りましたね。
トレーダーの方にとってはこの結果が良くも悪くもいい判断材料になっているかと思います。
弊社は業務上、このタイミングで買いましょうであったり、この先はドル円がさらに円安に進みますというようなアドバイスは出来ないようになっています。
なので、アドバイスを行うことは出来ないので、円安になると社会にどのようなメリット・デメリットがあるのかを調べてみました。
円安のメリット
その1
ドル円で買いのポジションを持っている人は利益を上げることが出来る。
(これはFX取引を行っている方にとっては当たり前のことですが・・・)
その2
国内企業の輸出において売り上げが上がります。
分かりやす例えですと、自動車をアメリカに輸出する際に、10万ドルで販売するとします。
1ドル100円の場合
10万ドル×100円=1000万円
1ドル120円の場合
10万ドル×120円=1200万円
また、同じ自動車を輸出する場合でも日本円を軸に1000万円で販売するとします。
1ドル100円の場合
1000万円÷100円=10万ドル
1ドル120円の場合
1000万円÷120円=8.33万ドル
約1万6000ドルもの違いが出てきます。
上記のことから、ドルを軸にした場合だと売り上げが上がり、円を軸にした場合だと安く販売できるので販売数の増加が期待できます。
よって輸出を行っている企業にとっては売り上げを上げるチャンスとなるのです。
円安のデメリット
その1
ドル円で売りのポジションを持っている人は損失をだしてしまう。
先ほどのメリットその1の真逆ですね。
しかもドル円ですと、マイナススワップも付いてしまうのでマイナス評価はさらに深刻になってしまいます。
(2018年7月現在のスワップポイント)
その2
海外旅行へのコストが高くなる。
円の価値が安くなってしまうので、ドルへ両替をする際に円高の時と比べて高くなってしまいます。
120円の時と100円の時ではかなり金額の違いが出てきてしまいます。
ホテルに泊まるにしても100ドルの料金でも、2,000円もの差額が出てしまいますし、
海外旅行トータルで3000ドル使用した場合ですと6万円も支出が変わってきます。
6万円ですよ、6万円!
6万円あれば、ホテルオークラ東京のジュニアスイートに泊まることが出来ますよ。
その他にもたくさんのメリットがありますので、ぜひ色々調べてみてください。
ただただFX取引だけするのではなく、為替について調べてみても面白いと思いますよ。