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EAは、あらかじめ設定された売買ルールに従って取引を行います。その売買ルールの一つが「損切り」です。
損切りは損失の拡大に備える仕組みですが、損失額が必ず一定の範囲に収まるわけではありません。
この記事では、EAにおける損切りの基本と注意点を初心者向けに解説します。
EAの損切りとは?
損切りとは、保有しているポジションに含み損が生じている状態で決済し、その損失を確定させることです。「ストップロス(Stop Loss)」や「SL」と表記されることもあります。
損切りは、相場が不利な方向へ動いた場合に、一定の条件で取引を終了させる役割を持ちます。
EAでは、組み込まれたルールに従って決済され、その条件はEAごとに異なります。
EAで損切りする主な方法
EAの損切りには、指定した価格に達したときにストップ注文で決済する方法や、EA内部の売買ロジックが決済条件を判定する方法があります。両方を組み合わせるEAもあります。
ストップ注文は、指定価格を条件として決済注文を執行する仕組みです。一方、EA内部の売買ロジックによる決済では、価格の動きや指標などをもとに手仕舞いのタイミングを判定します。この方法は、EAが正常に稼働し、注文を送信できる環境が前提となる場合があります。
損切りの有無だけでなく、決済条件や取引結果も確認しておきたいポイントです。
損切り幅は固定とは限らない
損切りまでの値幅を一定にするEAもあれば、相場の値動きや売買ロジックに応じて値幅が変化するEAもあります。どちらが一律に優れているとはいえません。
実際の損失額は、損切りまでの値幅だけでなく、ロット数、同時保有数、通貨ペア、スプレッドやスリッページなどによっても変わります。そのため、利益確定の方法やEA全体の売買ルールとの関係も確認しておきたいポイントです。
ロット数については、「EAのロット数とは?資金とリスクの関係をやさしく解説」で詳しく解説しています。
ストップ注文でも指定価格で決済されるとは限らない
ストップ注文を設定していても、指定した価格での決済が保証されるわけではありません。
週明けの価格差や相場の急変、流動性の低下などにより、指定価格と実際の約定価格に差が生じることがあります。この差をスリッページといいます。そのため、設定した損切り幅から計算した金額を超える損失が生じる可能性もあります。
スリッページについては、「スリッページとは?EAの利益に影響する約定の仕組み」で解説しています。
損切りとロスカットは異なる
損切りと、FX会社が行うロスカットは同じものではありません。
損切りは、EAの売買ルールやストップ注文などによる決済です。一方、ロスカットは、証拠金維持率がFX会社の定める水準を下回った場合に、保有ポジションを強制的に決済する仕組みです。
ロスカットも損失額を一定の範囲に限定することを保証するものではなく、相場の急変などにより、預け入れた証拠金を上回る損失が生じる可能性があります。
なお、ロスカットの水準や取引条件はFX会社ごとに定められています。FEAT 3.0の取引条件については「FEAT 3.0の取引概要」をご確認ください。
まとめ
損切りは、損失の拡大に備えるための仕組みです。ただし、損切りが設定されていることだけで、EAのリスクが小さいとは判断できません。
損切りまでの値幅、ロット数、同時保有数、利益確定との関係、実際の約定状況などを併せて確認し、利用者自身がEAの仕様や実績、運用資金などを確認したうえで判断する必要があります。
EAのリスク管理全体については、「EAのリスク管理とは?損失に備えるための基本的な考え方」で詳しく解説しています。
→ 関連用語をさらに詳しく知りたい方はこちら:用語集(https://www.forex-exchange.co.jp/support/vocabulary)
→ よくあるご質問はこちら:FAQ(https://www.forex-exchange.co.jp/support/faq/)
→ FEAT 3.0の詳しいサービス内容はこちら:FEAT 3.0の特徴(https://www.forex-exchange.co.jp/feat/)
監修:株式会社トリロジー
金融商品取引業 近畿財務局長(金商)第372号
一般社団法人 資産運用業協会 022-00269
本記事は、株式会社トリロジーの監修を受け、FOREX EXCHANGEが表示するものです。なお、監修会社である株式会社トリロジーは、EAナレッジ全体の監修を行っております。本記事は一般的な技術解説を目的としており、個別のEAの推奨や投資助言を行うものではありません。本記事で示す内容は一般的な傾向に基づく参考情報であり、個別のEAの優劣や将来の運用成果を保証するものではありません。EAを利用したFX取引では、元本を割り込む損失が生じる場合があります。お取引にあたっては、契約締結前交付書面および約款を十分にご確認ください。