出来高（できだか）

金融商品取引所や商品取引所などの取引所において、取引(売買)された量のことを指す。
FXでは商いが成立した枚数で示され、量が多いと投資家の売買が盛んな状況であると言える。

「枚」は取引の通貨単位でロットともいい一般的には10,000通貨単位を指すが、業者によっては1000通貨単位を1枚と呼ぶこともあるため注意が必要。

株式やFXの場合、売買高とも呼ぶ。
商品取引所の場合、出来高は売りと買いの注文が成立した数量を差し、売買高は売りと買いのそれぞれの合計を指すため、売買高は出来高の２倍となる。

なお、株式投資では東京証券取引所などの市場での取引がメインであるため、売買された株数に基づいた出来高をチャートにて確認することが可能であるが、
FXにおいては相対取引で市場を介さない取引(店頭取引)がメインであるため完全な売買数量を確認することが出来ない。

そのため、株式取引とFX取引の「出来高」の意味が異なり、FXの場合は設定されている期間中に価格が変動された回数(ティック数)の総量を出来高＝Volumesとして指すことが多い。

MT4では、
ナビゲーター（ウィンドウ）
→インディケータ
→ボリューム
→Volumesをチャート上にドラッグ

の順番で操作することでチャートに表示することが可能。

ボリュームが多いと売買が活発である点は変わりがないので目安として同じように利用できる。

そのほかFXの出来高の参考値を知りたい場合、
・東京金融取引所が運営している取引所為替証拠金取引である「くりっく365」の出来高。
・各々のFX会社や金融先物取引業協会が公表しているデータ。
以上の方法が挙げられる。