スイングトレードとインディケーター

現物株の投資や金地金などの投資の場合、数か月、数年、長い時には数十年という期間で、値上がり期待や資産として保有する場合があります。

FXの場合でもスワップポイント目的で比較的長い期間、ポジションを持つ手法があります。

スイングトレードとはこのような長く保有する投資手法ではなく、数時間・数日の値動きを捉える手法となります。

手法は様々です。通貨ペアを決めてエントリーのタイミングを待つという方法や、通貨ペアにこだわらず良いタイミングであれば、複数の通貨ペアを使い分ける方法があります。

比較的短期の値動きを取るのですから、ファンダメンタルよりもテクニカル分析の方が重要になってきます。配信された価格(ティックデータ)によって、エントリーするEA取引の出番となるわけです。

裁量取引の場合、MT4のインディケーターを利用することで基本的な分析を行うことができます。また、EAを利用する場合であっても、一般的な知識としてその内容を知っておくことで、スタートのタイミングや通貨ペアの選択に役立つと思いますので、代表的な分析方法をご紹介します。

・移動平均線(インディケーター名:Moving Average)

長期と短期、もしくは中期を含む2~3種類の一定期間の価格の平均値を計算し、線でつないだものです。トレンドの判断や、今の動きが過去の流れと比べどのように推移しているかを分析する方法です。過去の平均となりますので、そのラインに近づけば利益や損失を確定する取引が活発になることが予想され、支持線(サポートライン)や抵抗線 (レジスタンスライン)の目安となります。

・ボリンジャーバンド(インディケーター名:Bollinger Bands)

通常の値動きは一定の幅に収まるだろうという前提で、価格の上限と下限を一 目で分かりやすいように表示する手法です。ボラティリティが高くなった場合、上限と下限の間の「帯」は広くなります。

・RSI

一定期間における相場の「値上がり」と「値下がり」の勢いの強さを計測して、買われ過ぎなのか、逆に売られ過ぎなのかを判断する手法。

・MACD

短期の移動平均線と中長期の移動平均線を使用し、買いと売りを判断する手法です。

これら分析の多くはその価格の平均を利用するものであり、注目している投資家が多いほど「だまし」と呼ばれる、サインとは逆の動きになる場合があります。

 
 新しい記事  古い記事