トルコ原発建設断念へ

三菱重工は経済産業省などと官民連合で計画を推進していたが、建設費用が当初の想定の二倍に膨らんだことにより日本側とトルコ政府との間で条件面の折り合いが付かず、最終調整に入った。結局断念する方向で固まりそうだ。

原発は日本のインフラ輸出の最右翼のもので、今回は三菱重工が建設当事者となっているが、日立製作所もインフラ輸出には当事者企業として名乗りを上げている。
今回の建設を担う三菱重工は今年の7月末に事業化に向けた調査の報告書をトルコ政府に提出済で今回のコスト増の原因の一つとしてトルコリラの大幅な価格下落により建設コストが膨らんだことが要因の一つに考えられる。
三菱重工業は総事業費の練り直しに着手したが、総事業費が5兆円規模に達した模様である。

トルコ原発を巡っては、日本の他にフランスの事業連合が名乗りを上げていたが、三菱重工は建設後の売電価格も調査をして総事業費を割り振ってレポートを提出している。

日本の原発輸出は、東芝がアメリカの原発制作の子会社の建設後の維持コストが日本の原発事故以来膨らむ傾向にあり今回の三菱重工業も建設後の維持コストも膨らみ、総事業費の高騰に繋がったとみられている。