プロスペクト理論とは

今回は今後の見通しに対する意思決定がどのようになされるかの理論で、投資全般に影響する「プロスペクト理論」についてお話します。

例として同じ金額を得ることと損することの、どちらがその方にとってインパクトがあるかを考えてみてください。数学的な考え方では、同じかもしれませんが、現実としては損する方が影響が大きいと考えられ、一般的には以下のような行動をとりがちです。

・損失の確定はなるべく回避する。
・損は取り返したいと考える。
・利益を得るためにローリスクローリターンを選択し、損失を挽回するためにハイリスクハイリターンを選択する。

投資に限らず、人は必ずしも合理的に行動できない側面があるということになります。

また、限定ものやタイムセールなどでは、お得感をアピールするより「このタイミングを逃したら手に入れられないかも」という心理を刺激する方が効果が高いとされます。

FXでの裁量取引を考えた場合、含み益のあるポジションは早めに確定したいと考え、含み損のあるポジションはこれから回復するかもしれないと考えて維持する傾向にあります。
勝ちたい より 負けたくない心理が働くわけです。

しかし、このように行動する結果、利益は確定されるのでそれ以上増えませんし、損失は未確定なので膨らむこともあるという事態になってしまいます。

・・・ということで、当社ではMT4のEAによる取引を推奨しております。
裁量取引も、もちろん歓迎いたしますが、自ら決めたルールを厳格に守ることはなかなか難しく、損切ラインをゆるくしてしまうような心理が入り込むことを防ぐことができます。

また、EA取引以外でも以下の点にも注意してください。

相場の乱高下は確率は低いものの、確実に訪れます。記憶に新しいところでも2019年1月3日の「アップルショック」がありました。そのような事態によって発生する大きなマイナスを回避できる行動をお願いします。

・ポジションには損切ラインを設定する。
・資金に余裕を持って取引する。
・大型連休前や重要指標の発表前などにはポジションを整理する。

などです。

よろしくお願いします。