最大ドローダウンとは?「落ち込み幅」を生活感覚で理解する
著者:FOREX EXCHANGE株式会社 監修:株式会社トリロジー

最大ドローダウンとは?「落ち込み幅」を生活感覚で理解する

EAの成績表を見ていると、「最大ドローダウン」という項目に出会います。地味な数字に見えるかもしれませんが、実際に運用を続けられるかどうかを左右する、実践的な指標です。

最大ドローダウンとは何か

最大ドローダウン(Maximum Drawdown)とは、運用中の資産が、過去の最高値からもっとも落ち込んだ幅のことです。たとえば、資産が100万円まで増えたあと、値動きの影響で80万円まで減った場合、最大ドローダウンは20万円(20%)ということになります。

イメージしにくい場合は、家計を思い浮かべると分かりやすいでしょう。ボーナスで貯金が増えたあと、車検や住宅修繕など大きな支出が重なり、一時的に残高が減る。その「増えてから減った幅」が、家計における一種のドローダウンです。その後また貯金が増えて過去の最高額を更新するまでは、この「落ち込み」は続いているとみなされます。

なぜ利益の大きさだけでは判断できないのか

EA選びでは、どれだけ稼げるかという収益性の指標に目が向きがちです。しかし、年間の利益が同じでも、途中で資産が大きく凹むEAと、じわじわと小さな落ち込みで収まっているEAとでは、運用中の心理的な負担がまったく異なります。

大きな含み損を抱えている最中は、それがEAの正常な値動きの範囲であっても、不安から途中で運用をやめたくなるものです。最大ドローダウンの大きいEAほど、この「耐えられずに自分から止めてしまう」というリスクが高まります。だからこそ、利益の大きさと最大ドローダウンは、必ずセットで確認する必要があります。

※収益性の指標の代表であるプロフィットファクターについては、今後の記事で詳しく解説します。

目安として使われる基準

第三者検証サービスのmyfxbookは、EAのリアル口座実績を第三者の立場で公開・管理する代表的なサービスです。最大ドローダウンは、EAを評価する際に広く確認される指標の一つであり、一般的には50%以下が一つの目安として用いられることがあります。一般に、資産が50%減少すると元の水準へ戻すには100%の利益が必要になるため、回復が難しくなる水準の一つとして意識しておくとよいでしょう。

また、「獲得利益÷最大ドローダウン」で計算されるリカバリーファクターという指標もあります。これは、利益だけでなく、どれだけ小さな落ち込みでその利益を積み上げたかを見る考え方です。一般的には、この数値が高いほど、リスクを抑えながら効率的に利益を積み上げていると評価されます。

まとめ

最大ドローダウンは、EAを選ぶ際に「収益性」とあわせて必ず確認したい、資産の落ち込み幅を示す指標です。「100万円の資金で運用した場合、最大でどれくらい減る可能性があるのか」「その落ち込みに自分は耐えられるか」を事前に確認しておくことは、自分に合ったEAを選ぶうえで重要な判断材料になります。

FEAT 3.0では、各EAのバックテスト結果に最大ドローダウンも含めて公開しています。どのEAを選ぶかの判断はお客様自身に委ねており、比較・検討いただける環境を整えています。詳しくはFEAT 3.0サービス紹介ページをご覧ください。(https://www.forex-exchange.co.jp/feat/

→ 関連用語をさらに詳しく知りたい方はこちら:用語集(https://www.forex-exchange.co.jp/support/vocabulary
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監修:株式会社トリロジー
金融商品取引業 近畿財務局長(金商)第372号
一般社団法人 資産運用業協会 022-00269

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本記事は、株式会社トリロジーの監修を受け、FOREX EXCHANGEが表示するものです。なお、監修会社である株式会社トリロジーは、本文中で紹介しているEAの開発会社でもあります。本記事は情報提供を目的としており、投資勧誘やEAの利用を推奨するものではありません。FX取引にはリスクが伴います。お取引にあたっては契約締結前交付書面および約款を十分にご確認ください。