アービトラージ
裁定取引のことで、価格が同じあるいは価格が近似する商品の価格に、理論上説明のつかない価格差が生じている時にその価格差を利用して高い商品を売り、安い方を買うことで、理論上リスクなく利益を上げることのできる売買手法のことです。
例えば、ドル円が1ドルあたり、FX会社Aで150.00円、FX会社Bで150.20円だったときに、同じ通貨ペアなのに0.2円の差があったとします。
このとき、
FX会社Aで10万ドル買い×150.00円
FX会社Bで10万ドル売り×150.20円
を実行したとします。
同じ通貨ペアなので価格差は狭まると見込まれ、ドル円が1ドルあたり、FX会社Aで150.30円、FX会社Bで150.40円と価格差が狭まった時に決済します。
FX会社Aで10万ドル売り決済×150.30円
FX会社Bで10万ドル買い決済×150.40円
FX会社A (売値150.30円-買値150.00円)×100,000ドル=30,000円の利益
FX会社B (売値150.20円-買値150.40円)×100,000ドル=20,000円の損失
アービトラージの取引により、差引10,000円の利益となりました。
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