振り回され、蹴落とされ!上位ランキングに異変アリ(第八週結果報告)

トップ集団がまとめてドローダウン!じわりと詰め寄るコツコツ系EA

2020年2月3日(月曜)オープン~4月24日(金曜)クローズまでの約3か月にわたり、運用成績を競うEA-1グランプリは、あと1か月を切りました。
コロナショックとも呼ばれるこのパニック相場は、終息する気配を見せず、上下に乱高下しています。
それはEA-1グランプリの上位ランキングEAにも影響を及ぼし、激しい値動きを受けて収益を減らすEAも目立ってきました。
レース中盤で首位争いを演じ、一時は約80万円ものプラス収益をあげたHikouemon「タピオカエクスチェンジ」は、ここに来て手痛い大型損切り。
それにつられるかのように、木里ゆう「あさぽん」も後退し、ランキング圏外となってしまいました。
そんなレース展開の中、するりと首位に立ったのは、着実に利益を積み上げてきた令和のだぶるいー「Nanpin_Boy_USDJPY_M1_V1」でした。
また、カメ吉「TSF7_EXC」、FX貴族「ニューヨークスキャル」など、これまでとは違う顔ぶれがランクインしました。

口座残高ランキング・2020年2月3日~3月27日集計(3月27日NYクローズ時点)

順位 開発者名 EA名 口座残高
1位 令和のだぶるいー Nanpin_Boy_USDJPY_M1_V1 ¥1,341,652
2位 カメ吉 TSF7_EXC ¥1,207,293
3位 TACA Golden Baby Golden Order Tree ¥1,149,767
4位 Panda- Panda-EX_USDJPY_M15 ¥1,140,963
5位 FX貴族 ニューヨークスキャル ¥1,134,420

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2か月経過時点での首位の変遷、成績を振り返ってみる

今回は、これまでのレース展開を振り返ってみます。
下図は、開幕してからの各週クローズ時点において、どの開発者のEAが、いくらのプラス収益をあげて首位に立ったかを示しています。
5週目までは、EAが入れ替わりながらも、首位の成績は右肩上がりの推移でしたが、それ以降は成績を切り下げる展開に。
とはいえ、八週目にあたる3月23日週のクローズ時点で、首位が約35万円のプラス、すなわち約2か月で+35%の成績となっているのは、さすがの一言です。
果たして、残り1か月先のゴールに向けて、この成績は更新されていくのでしょうか?

さて、この記事の後半ではいつもの通り、ワタクシ【FXくん】が独断と偏見で選んだ、注目EAを紹介していきます。

【ハイレバ運用仕様が吉と出るか!?】しこしこ稼ぐロジック!ハーン

「4545scalping」は、中期足でトレンドの押し目をとらえ、5分足で”しこしこ稼ぐ”ロジック。
EUR/USDをスキャル、ときどきデイトレでトレードし、さらに複利で運用します。
「 2003年からのバックテストにおいて、勝率92%という高勝率にもかかわらず、一般的な高勝率EAに比べてSL幅が狭いため、ハイレバレッジでの運用にも適しています。
そこで、今回は常に証拠金ギリギリまで使用して最大限の利益が出せるよう複利運用を採用しました」とのこと。
大会期間が3か月と短いため、いかにドローダウンを回避できるかが勝敗の鍵を握っていると言います。
とにかく丹精を込めて製作したそうで、「①高勝率なので、メンタルにも優しい ②1回のドローダウンが小さいので、ハイレバ運用も可能 ③ヘッドラインや重要な経済指標など、イベントリスクによる急変動時には、エントリーしにくい仕掛けです」といった工夫が施されています。

【次世代型の高頻度取引】ピラミッディング&ナンピンマーチン!YOSSII

「Devilfish_Model1」は、相場の反応(ティック単位)によって方向性を決めエントリーするシンプルな戦略をとります。
そして、ピラミィッテングにより含み益をキープし利を伸ばすシステムと、ナンピンマーチンにより含み損を回収するシステムを共存させています。
単純なナンピンマーチンではなく、リスクを極力抑えた変則的、数学的な要素を取り入れ、さらに利を伸ばすことを判断することもあります。
大会に臨む 戦略としては「完走を目的にして調整しました。
無理なロットを張らずに、少しでもプラス収支で終えられることを考えています。
損切りするので3か月の間マイナス収支で終ることも覚悟していますが、大きく利を延ばすこともあるのでタイミングがはまれば良い成績で終ることもあると期待しています」とのことでした。

ツイッターID:@Yoshi812001

ブログ:FX自動売買ソフト開発