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FXのチャートには、価格の動きに重ねた線や、別の欄に表示されるグラフなどがあります。こうした情報の一部は「インジケーター」と呼ばれるツールによって表示されます。
EA(自動売買)と混同されることもありますが、両者の役割は異なります。この記事では、インジケーターが何を示し、EAとどう関わるのかを初心者向けに整理します。
インジケーターとは何か
インジケーターは、過去や現在の価格などのデータを一定の計算方法で加工し、チャート上の線や数値、グラフなどとして示す分析用のツールです。
例えば、一定期間の価格を平均して示す「移動平均線」や、値動きの強弱を数値で表す「RSI」などがあります。どちらも価格情報を別の形で捉えるためのもので、表示だけで今後の値動きが決まるわけではありません。
インジケーターには、価格の上に線を重ねるものや、チャートとは別の欄に数値やグラフを表示するものがあります。価格の目安となる水準を線で示すものもあります。
EAとの違いは「分析」と「注文の実行」
インジケーターの主な役割は、分析に役立つ情報を計算・表示することです。通常、インジケーターをチャートに追加しただけで売買注文が自動的に出されることはありません。
一方、EAはあらかじめ決められた売買条件を判定し、条件に応じて新規注文や決済などの処理を行うプログラムです。
例えば、インジケーターが移動平均線を表示していても、その線を見て売買するかどうかは別の判断です。EAが移動平均線などの値を売買条件に利用する場合でも、どの条件で注文を出すかはEA側のルールによって決まります。
EAが自動で売買できる仕組みは、「EAはなぜ自動で売買できるのか?仕組みをやさしく解説」をご覧ください。
インジケーターとEAは必ずセットで使う?
EAがインジケーターの計算結果を参照して、売買条件の一部に利用することはあります。ただし、インジケーターを表示していなければEAが動かない、という意味ではありません。
EAの中で必要な数値を計算したり、価格や時刻などを条件にしたりする仕組みもあります。また、インジケーターだけを表示して相場を観察する使い方もできます。
つまり、両者は連携する場合がありますが、必ず組み合わせなければならないものではありません。
表示された線やサインは利益を示すものではない
インジケーターによっては、特定の条件を満たしたときに矢印や色の変化などを表示するものもあります。しかし、こうした表示が必ず売買の指示になるわけではありません。
計算に使う期間や価格データ、設定によって表示は変わり得ます。形成途中のローソク足では数値や表示が変化するものもあり、表示された条件がその後も維持されるとは限りません。
また、インジケーターの値をEAの売買条件に取り入れても、取引が必ず成立したり、利益が得られたりするわけではありません。
大切なのは、「何を計算して表示しているのか」と「売買の実行条件は何か」を分けて理解することです。
まとめ
インジケーターは相場を分析するための情報を計算・表示するツール、EAは定められた条件に従い売買注文などを処理するプログラムです。両者は連携できますが、役割は同じではありません。
インジケーターの表示は、相場を考える参考情報であり、将来の値動きや運用成果を保証するものではありません。
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監修:株式会社トリロジー
金融商品取引業 近畿財務局長(金商)第372号
一般社団法人 資産運用業協会 022-00269
本記事は、株式会社トリロジーの監修を受け、FOREX EXCHANGEが表示するものです。なお、監修会社である株式会社トリロジーは、EAナレッジ全体の監修を行っております。本記事は一般的な技術解説を目的としており、個別のEAの推奨や投資助言を行うものではありません。本記事で示す内容は過去のデータおよび一般的傾向に基づく参考情報であり、個別のEAの優劣や将来の運用成果を保証するものではありません。EAを利用したFX取引では、元本を割り込む損失が生じる場合があります。お取引にあたっては、契約締結前交付書面および約款を十分にご確認ください。