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EAの運用成績を見ていると、利益が続く時期もあれば、損失が重なったり、成績が伸び悩んだりする時期もあります。このような成績の波を理解する手がかりの一つが「相場サイクル」です。
この記事では、相場サイクルの基本的な意味と、相場環境の変化がEAの成績にどのように表れるのかを初心者向けに解説します。
相場サイクルとは
本記事でいう相場サイクルとは、相場環境が一様ではなく、異なる特徴を持つ局面へ移り変わっていくことを指します。
相場には、一方向への値動きが続くトレンド相場、一定の範囲で上下しやすいレンジ相場、値動きの幅であるボラティリティが大きく変化する局面などがあります。
ただし、「サイクル」といっても、同じ局面が決まった順序や期間で規則的に繰り返されるとは限りません。次にどのような相場環境になるかを、あらかじめ正確に予測できるという意味でもありません。
相場環境によってEAの成績が変わる理由
EAは、あらかじめ組み込まれた売買ルールに従って取引します。同じEAを同じルールで稼働させていても、そのロジックが捉えやすい値動きの局面では利益につながる取引が増えることがあります。
一方、ロジックと相場環境がかみ合いにくい局面では、損失が重なったり、取引が少なくなったりする場合があります。一つのロジックが、あらゆる相場環境で同じような成績を示すとは限りません。
こうした相場環境との組み合わせにより、EAの成績には好調期と不調期が生じることがあります。短期間の成績が変化したからといって、EAの仕組みそのものが変わったとは限らない点にも注意が必要です。
短期間の成績だけでは傾向を判断しにくい
数回の取引や短い期間の成績には、その時期の相場環境による偏りが含まれることがあります。好調な期間だけを見て将来の成果を見込んだり、不調な期間だけを見てEA全体の傾向を判断したりすることは適切ではありません。
バックテストや実際の運用成績には、利益が続く期間だけでなく、損失や停滞が続く期間が含まれる場合があります。そのため、EAの成績を見る際は、一部分だけを切り取るのではなく、好調期と不調期を含む推移として捉えることが必要です。
ただし、長期間の成績を確認しても、将来の相場環境や運用成果が保証されるものではありません。相場サイクルは、EAの成績に波が生じる背景を理解するための基礎的な考え方です。
まとめ
相場サイクルとは、トレンド相場やレンジ相場、ボラティリティが変化する局面など、異なる特徴を持つ相場環境が移り変わっていくことです。
EAは一定の売買ルールに従って取引するため、ロジックと相場環境の組み合わせによって、成績に波が生じる場合があります。短期間の結果だけに偏らず、損益の推移を捉えることが大切です。
そのため、EAを検討する際は、短期間の数字だけでなく、一定期間の推移を確認できる情報も判断材料の一つになります。
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監修:株式会社トリロジー
金融商品取引業 近畿財務局長(金商)第372号
一般社団法人 資産運用業協会 022-00269
本記事は、株式会社トリロジーの監修を受け、FOREX EXCHANGEが表示するものです。なお、監修会社である株式会社トリロジーは、EAナレッジ全体の監修を行っております。本記事は一般的な技術解説を目的としており、個別のEAの推奨や投資助言を行うものではありません。本記事で示す内容は過去のデータおよび一般的傾向に基づく参考情報であり、個別のEAの優劣や将来の運用成果を保証するものではありません。EAを利用したFX取引では、元本を割り込む損失が生じる場合があります。お取引にあたっては、契約締結前交付書面および約款を十分にご確認ください。