あのEAがランキング圏外から首位に返り咲き！

USD/JPYをはじめ、多くの通貨ペアが乱高下している中、約3か月の運用成績を競うEA-1グランプリは、その折り返し地点を通過しました。
相場状況を振り返ると、2月3日の開幕から2週間ほどは、穏やかな値動きでしたが、3週目の3月20日あたりから事態は一変。
円買い、ドル売りの圧力が急激に高まりました。

USD/JPYは112円台へ高値更新をしたところから、転がり落ちるように101円台に突入。その値動きにより、多くのEAが調子を狂わされました。
それだけで終わらないのが、今回の大荒れ相場です。101円台から反転上昇し、111円台まで回復するV字回復を見せたのです。
約10円幅の”行って来い相場”。これにより、EA-1グランプリのランキングも激しい入れ替わりを見せました。
前回首位の木里ゆう「あさぽん」は、口座残高を若干減らして2位へ後退。その隙に後方から一気にマクってきたのが、かつて首位に君臨していたHikouemon「タピオカエクスチェンジ」です。＋799,994円という圧倒的成績をマークしました。
そして、ランキングには新顔が登場。令和のだぶるいー「Nanpin_Boy_USDJPY_M1_V1」、FX@MT4・MT5「shinden」が、成績を上げてきました。
後半戦を迎えたEA-1グランプリ。相場の乱高下は収まる気配がなく、さらに荒れた展開が予想されます。

口座残高ランキング・2020年2月3日～3月20日集計（3月20日NYクローズ時点）

リアルタイムで成績が分かる！EA-1グランプリ成績一覧
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さて、この記事の後半ではいつもの通り、
ワタクシ【FXくん】が独断と偏見で選んだ、注目EAを紹介していきます。

【リーマンショック級にも対応】限定型ナンピンマーチン！令和のだぶるいー

「Nanpin_Boy_USDJPY_M1_V1」は、 チャンスと見たらすかさずポジションを多く取りに行く、ナンピン・マーチンEA。

ボラティリティに見合った上下動を繰り返す相場を得意とし、「ナンピン・マーチンでありながらリーマンショック時にも対応できるよう設計しました」と言います。
トレード対象は USD/JPYで、 片側最大4ポジション（両建てあり）を、0.06、0.12、0.24、0.48ロットでエントリー。
また、 1ポジション目が損切りになった場合、次のポジションは、その時に持っている最大ロットでエントリーします。

今大会への戦略としては、
「相場によって向き不向きがあるEAだと、短期間勝負ではマッチするか分かりません。
そこで、リカバリーファクターの高いナンピン・マーチンで臨もうと考えました」とのことです。

ツイッターID：@titeitannteiS

【安定性重視】USD/CHFで買い運用！わいぞー

「Otama-Swing_1_00」は、USD/CHFという通貨ペアに着目し、
スワップ利益の得られる買い方向のみのトレードを行うワン・サイド・スイング。

マルチタイムフレームでトレンドを考慮しながら、押し目買い・戻り売りポイントでエントリーを重ねます。
完全放置という大会ルールに合わせて、安定性を重視。

時には大きく含み損を抱えるタイプですが、2003年からのバックテストでは最大ドローダウンを50万円以下抑制。
「完全放置でも、確かに収益プラスになるんだということを証明してみせます」と意気込みます。
「昨今の非常に効率化の進んだ相場の世界では、
流行りにのる”後追い型”だと、どうしても、あまり上手くいかずに損をする（いわゆる養分になる）確率が高いのではと思っています。なので、出来る限り自分自身で考えた、オリジナルの仮説を信じて開発を進めるようにしています」
とのこだわりを語ってくれました。

ツイッターID：@yfx_43

ブログ：わいぞーEA開発